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「私の終末、私が完成してしまう」 【名前】 恐竜グリード 【読み方】 きょうりゅうぐりーど 【声】 神尾佑浜田賢二(MOVIE大戦CORE) 【登場作品】 仮面ライダーオーズ/OOO など 【登場話】 第44話「全員集合と完全復活と君の欲」~最終話「明日のメダルとパンツと掴む腕」 【分類】 グリード/恐竜系グリード/元人間 【コアM(終盤時)】 プテラ×1・トリケラ×1・ティラノ×1 【モチーフ】 プテラノドン、トリケラトプス、ティラノサウルス、バフォメット 【カラー】 紫 【詳細】 真木清人が恐竜系コアメダル(紫のメダル)を受け入れた事で変貌した6体目のグリード。 ティラノサウルスのような頭部、トリケラトプスの頭部が悪魔「バフォメット」の頭部のような意匠となっている胴体、プテラノドンの頭部のような両肩と同じく両膝にはプテラノドンの頭蓋骨を連想させるものが取り付けられている。 ビルを瞬時に凍結を行う物質凍結能力を有し、飛行する能力に加え恐竜系コアメダルの力で他のコアメダルを破壊する事が出来る。 また、紫の波動による周囲へのカウンター、紫色の光弾での遠距離攻撃、他のグリードに強制的にコアメダルを取り込ませるなど、異質で圧倒的な力がある。 劇中では主に素手での格闘戦や「紫の波動」、光弾を使用して戦闘を行う。 真木清人がコアメダルを積極的に受け入れ同化を進めたからか強さは作中でも群を抜いており、内包する恐竜系コアが3枚でも残りの7枚を取り込んでいたオーズプトティラコンボ相手に終始優勢だった程。 「鴻上ファウンデーション」から退職金替わりとして持ち出した真木清人が恐竜のレリーフが刻まれた台座を開封。 10枚のメダルの内、5枚の恐竜系コアメダル(紫のコアメダル)は突如飛び去り、「ウヴァ」達と戦闘中だった火野映司に憑依、影響で第32話ではオーズを新たな姿へと変える事となる。 その後、残りの5枚をグリードの人間にセルメダルを投入する能力を応用、真木清人が協力者の「カザリ」の手を借りて自身の体内に取り込む。 こうなった火野映司を「紫のグリードの誕生」と祝福した(プテラノドンヤミー2体は同類だが別の存在と敵意を向けている。)。 第41話で、真木が自分と映司の体に何かが起こっている事に気付き、第42話で人がグリードになる事、紫のメダルについて赤裸々に語り始める。第44話で弱体化したカザリ完全体の前で姿を披露、自身が思い描く暴走をしなかった「カザリ」から内包しているコア15枚を奪い取る。 第45話では火野映司達とグリード達の交戦中に変貌、凍結能力や衝撃波によって単身でライダー、他のグリードを追い詰めるほどの力を見せつけ、第46話ではガメル完全体のコアメダル2枚に致命的な攻撃を与えた後、映司に自身のコアメダル2枚を投入して「映司グリード」へと変貌させる。 最終話では「ウヴァ完全体」を器として「メダルの器 暴走形態」を生み出す事に成功。 齎す世界の終末を見守り、止めようと駆け付けた無限ともいえるセルメダルを取り込んだオーズプトティラコンボ、アンクさえ苦しめる。 映司の中の恐竜系コアを奪おうとして手を突っ込んだところに冷気で足下を凍らされて動きを止められ、火野映司が吸収していた無限のセルメダルを使用した「グランド・オブ・レイジ」により倒される。 だが、瞬時に「メダルの器」から照射されたエネルギーフィールドの力で復活。 凄まじい力を使用した反動で変身解除したオーズを暴走は避けられないとして見守るも、アンク自身を現在構成している3枚のコアメダルを使って変身したオーズタジャドルコンボと交戦、幻影アンクの援護もあって押されメダルの器内に逃走。 光弾を乱射するが幻影アンクに防がれ、幻影アンクの火炎弾を纏った恐竜系コア7枚を使用したギガスキャンのエネルギー弾「ロストブレイズ」を受けた事で胸部がブラックホールと化す。 自身の完成(=死ぬ事)を嘆きながら、自身と「メダルの器」を構成するコアメダルを飲み込んで最期を迎えた。 『MOVIE大戦MEGA MAX』では発生したブラックホールが、40年後の未来に繋がった事が判明。 「仮面ライダーポセイドン」から奪取する形で、他のコアメダルやセルメダルは破損した恐竜系を除き、ある程度戻ってきた。 変貌の際に人形のキヨちゃんも一部分となり(他にも紫のオーラが宿ったりしている。)、相手と向き合って会話できる。 ただし、強い衝撃を受け変身解除に追い込まれ人形が落ちてしまうと、やはりパニックを起こし戦闘不能状態になる。 最終話では鴻上光生との対話で自らの「終末」への思想をさらに固めた事でついに人間状態でも面と向かって話せるようになり、キヨちゃんを自分の格好そっくりにしてクスクシエに置いてきていた。 【ギル】 『MOVIE大戦CORE』に登場した恐竜系グリード。「ガメル」が口にした言葉によって名前と存在だけが判明した。 恐竜系ヤミーを生み出すようで、他のヤミーに比べパワーが強いらしい。たった一言喋っただけだが、古風な喋り方をする。ヤミーを生み出す際には宿主の想いの篭った持ち物にセルメダルを投入し創りだす。 少なくとも第1話の時点で棺から復活したグリードの中にはいなかった事、グリードの台詞から『MOVIE大戦CORE』の世界観では800年前の封印を免れていたと思われる。 正式な名前の由来は名言されていないが、他のグリードの場合の法則性を考えると「ぎる(「盗む」という意味の北海道の方言)」が有力。 実質的には自身はTVシリーズに登場する事はなく、ある意味で設定上の怪人となってしまう。 【仮面ライダーゴースト 伝説!ライダーの魂!】 第5章でオーズゴースト眼魂を生み出すのに用意された過去の怪人。 他の怪人と同様に本物の人格が使用されている模様。 スペクターと交戦、グリードとしての力で追い詰めるが、「他者と繋がる想い」が「仮面ライダーオーズ」の心と共鳴、タカ・コア3枚を介し、オーズゴースト眼魂が誕生。 オーズゴースト眼魂でゴーストチェンジしたスペクターオーズ魂に苦しめられ、「オメガドライブ オーズ」を受け爆散した。 【ゲイツ、マジェスティ】 アナザーディエンドの能力で召喚された幹部怪人として登場。 ゲイツマジェスティと戦うが、ウイングランサーやゼロガッシャーの攻撃を連続で受け爆散した。 【バースX誕生秘話】 パラレルワールドの個体が登場。 変身者はオーズファイナルステージを見ていれば、結構納得のパターンである。 【余談】 スーツは頭部を除いて映司グリードと同一(『ファイナルエピソード』コメンタリーより)。 共演するシーンは一度しかない。 元となった「ギル」はMOVIE大戦COREディレクターズカット版のコメンタリーでは劇場版に封印を免れたグリードの1体として登場させたものの話が進むにつれて、設定が変わっていった事が明かされている。
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アサシン野球軍 ID KUxkb/dQ 葛飾区にて、一軒のホームセンターが燃え盛っていた。 つい先ほどマーラ様の人が脱出したそのホームセンターから 一人の女の影がマーラ様の人とは反対の方角に脱出していた。 「チィ!まさかここまで派手に爆発するとは思わなかったわ!」 ホームセンターで入手した凶器を手に毒吐くのは、煤まみれになっている広いデコが特徴的な普通の女子高生・峰岸あやの。 彼女こそがホームセンターを爆発炎上させた張本人である。 「まあこの爆発ならば、あのクソ緑女も流石に死んd」 「あら、誰が死んだんですか?」 「!?」 もはや炎の塊と化した店の中から、だいぶ焦げた緑髪の宇宙人女子高生・喜緑江美里が姿を現した。 その凍りついた笑みと笑っていない目からは、隠そうともしない殺意が伝わってくる。 「まだ生きてやがったかエイリアン!お前を殺すために店を爆発させたのに…… こうなったらこのシャンプーを直接ケツ穴にぶちこんで地獄に叩き落してやるわ!」 「弱い脇役ほど吠えるとはよく言ったものですね。 情報統合思念体との連絡が途絶えていても、あなた程度を捻り潰すなんてわけもないことです」 「大体あんたが私より目立たないって事実を 素直に認めていればこんなことにならなかったのよ!」 「その言葉はそっくりお返しします。 現実から目を背けるのをやめて少しは自分を客観的に見てみたらどうですか?」 二人の女子高生はすさまじい形相でにらみ合う。 「二人ともやめないか!」 「「!?」」 今にも飛びかからんばかりだった二人の間に、一人の男が割って入った。 「人同士で争うなど、あの怪物の思う壺だ!」 仮面をつけたその男の名はハクオロ。彼もまた主催者を打倒する仲間と武器を探してホームセンターを訪れていた一人だった。 「私たちがするべきことは、皆で力を合わせてあの神を名乗る怪物を倒すことだ! その為には人同士で争うなど……」 「おい、一旦休戦して先にこいつから殺すか」 「奇遇ですね。私もそう思っていました」 「えっ」 いつの間にか女子高生たちのターゲットはハクオロへと変更されていた。 思わずたじろぐハクオロ。その緊迫した彼らの中を 「邪魔だ!どけ!」 全身ガラス製の男が駆け抜けていった。 (えっ、なに今の透明なハゲ?) 彼らがそう思った刹那 「こらー!待ちなさーい!」 薄茶ロングヘアの女子高生が運転するボブスレーが三人の体を轢き潰した。 ◇ 轢死者が出ても、クリスタルボーイと南春香(&板東さん)の命がけの追いかけっこは続いていた。 (ひ、人を轢いたのに平気で追ってきやがる! このクレイジーっぷり、やっぱり一般人じゃない!殺し屋だ!) 追いつかれたら殺られる、とクリスタルボーイは全力で走り続ける。 「妹たちの居場所を教えるまで絶対に逃がさないわよー!」 「お嬢さん、スピードの出しすぎは気をつけんといかんよ」 ちなみに今ボブスレーを運転している春香は極度の興奮状態のため 同乗している板東さんは支給されていた固ゆで卵を食べるのに気をとられていたため 人を撥ねたことに気がついていない。 「答えなさい!カナとチアキをどこへやったの!」 「そんなこと俺が知るか!」 対話にならない問答を続けながら、デッドチェイスは延々と続いていった。 (数十分後) 「い、いつまで追いかけてくるつもりなんだ!?」 「本当に、いつまで逃げ続けるつもりなの!?」 すでに日は傾き、時刻は夕方に近づいている。 ボーイとボブスレーはあれからあちこちを滅茶苦茶に走り回り、ついには葛飾区を飛び出していた。 しかしサイボーグであるボーイは疲れ知らずのため、これほどの時間が経過しても追跡劇は終わる気配を見せない。 「これじゃ埒が明かないわ!板東さん、ちょっとそれ貸して」 「ん? ゆで卵をどうする気なんや」 春香は板東さんが食べようとしていたゆで卵を奪い 「いい加減に……止まりなさぁぁぁい!」 「ああ!食べ物を粗末にしたらあかんて!」 クリスタルボーイの頭部めがけて思いっきり投げつけた。 「うおっ!」 ゆで卵が自分めがけて飛んでくることを察知したボーイは、反射的に鉤爪でゆで卵を打ち払った。 ハンドボールの要領で打たれたゆで卵は、カキーンという快音とともに空の彼方へと消えていった。 「!!」 ボーイのスイングを見て、今まで暢気にゆで卵を食べていた板東さんの顔が変わる。 (この男……出来る!) 「追いかけっこは終わりよ!妹を返して!」 「だから知らん!俺は知らん!絶対に知らん!」 ボーイは完全に追い詰められていた。 ゆで卵を振り払った際に走りを止めたため、アトミック・ガール(南春香)の核自爆攻撃の間合いに囚われてしまったのだ。 「これ以上白を切り通す気なら、この場で核爆弾を爆発させるわよ!」 「ぐっ……こうなったら一か八かだ。爆発する前にお前の息の根を止めてやる!」 ボーイにミサイルを向ける春香と、春香に鉤爪を構えるボーイ。 「ちょっと待ったあ!!」 その間に、板東さんが割り込んだ。 「板東さん!?」 「お嬢さん、ちょっと待ってくれ。 おい君、名前を教えてくれんか」 「名前? クリスタルボーイだが……」 クリスタルボーイは身構える。相手は核爆発に耐えられる殺し屋アトミック・ガールのボスと思しき殺し屋バンドー・サンである。 (クソッ、ボス自らが俺を始末するつもりか!) 息を詰めてジリジリと後退するボーイに、バンドー・サンは尋ねた。 「クリスタルボーイ君、野球やらんか?」 「は?」 (野球……だと……) 目の前の男が何を言ってるのかわからず、ボーイは混乱する。 (野球、あの玉遊びの野球か? 何故今そんな話……待てよ) その時、クリボーに再び電流走る!! (野球……これは何かの符牒だ。 それも主催者に聞かれてはならない類の!) 主催者が、恐らく首輪にだろうが、盗聴器を仕掛けていることはボーイも推測していた。 参加者を管理するならばそれくらいのことはやるだろう。 (バンドー・サンもその事にすでに気づき、 主催に気取られぬように『野球』という言葉を使っているんだ。それならその意味は……) 「……一つ聞かせてくれ。俺に『野球』をさせて、一体どうするつもりなんだ?」 「うん、それはな」 板東さんは自信満々な顔で言い切る。 「僕たち参加者でチームを組んで、主催者に野球勝負を挑むんや!」 その時、クリボーに超高圧電流走る!!! (は、はっきりわかったぞ。この男の考えていることが! 『野球』とは即ち『暗殺』!つまりこの男…… 主 催 者 を 暗 殺 す る 気 だ !! この場にいる全ての殺し屋を集めて、あの邪神を葬り去る気だ!) クリスタルボーイは衝撃を受けていた。 バンドー・サンの目的は優勝して報酬を得ることではない。主催者を殺してあの邪神の持つ全てを手に入れることなのだ。 それはまさしく神に刃向かう所業! 「相手は神だぞ。勝算はあるのか……?」 「まあ、野球ならあいつにも勝てると思うね」 (暗殺でなら邪神を斃せるだと……な、なんて自信なんだ) ボーイは生身だった時のように、思わず唾を飲みこむ動きをした。 「それで君に野球チームの選手になってほしいんや」 「!!」 「さっきゆで卵をホームランした君のスイングは見事やった! それにボブスレーからこれだけ長時間逃げ回れる体力と脚力も申し分なしや」 成程、一流は一流を知るということか。 宇宙海賊ギルド一の殺し屋である自分とバンドーたちが組めば、邪神の暗殺もあながち夢物語ではない。 そう考えたボーイは、力強く頷いた。 「わかった、ボス・バンドー。あんた達と組もう」 「よっしゃ!これで僕らは今からチームメイトや。 さあ、お嬢さんも、同じチームの仲間なんやから仲良くせんといかんよ」 板東さんに言われて、春香はしぶしぶといった様子で核ミサイルをしまった。 「本当に妹たちのこと知らないんでしょうね?」 「だから知らないと何度も言っているだろう!」 「まあまあ二人とも。さあクリボー君もボブスレーに乗ってくれ。 次の選手を探しに出発するで!できればイチロー君に早く会いたいなあ」 (イーチ・ロゥ? そいつも殺し屋か? ボス・バンドーが会いたいという殺し屋……一体どれほどの腕前なのか……) こうして新たにクリスタルボーイを乗せたボブスレーは、次なる選手を探して街を走り抜けていった。 【江戸川区・公道/1日目・午後】 【クリスタルボーイ@スペースコブラ】 [状態] 健康、ボブスレーに搭乗中 [装備] クリスタルボーイ標準装備 [道具] 基本支給品一式、ティッシュ1箱@現実 [思考] 1 ボス・バンドー(板東英二)とアトミック・ガール(南春香)に協力する 2 首輪だけには注意を払う ※頭部を破壊されない限り、完全には死にません 【南春香@みなみけ】 [状態] 健康、興奮状態、ボブスレーに搭乗中 [装備] 核ミサイル@現実? [道具] 基本支給品一式 [思考] 基本:妹たちを見つけ、ゲームからの脱出 1 危険と判断した参加者は全て排除 2 板東さんと共に行動する 3 クリスタルボーイをまだ信用したわけではない 【板東英二@実在の人物】 [状態〕 健康、ボブスレーに搭乗中 [装備] ボブスレー@現実 [道具] 基本支給品一式、固ゆで卵@現実?、ランダム支給品0~1 [思考] 基本:野球チームを結成し、主催者に野球勝負を挑む 1:イチローを探す 2:選手のクリボー君、マネージャー(南春香(名前知らない))とチームに入ってくれる人を探す 【峰岸あやの@らき☆すた 死亡】 【喜緑江美里@ハルヒシリーズ 死亡】 【ハクオロ@うたわれるもの 死亡】 死因…南春香の操縦するボブスレーに轢かれる。 【野比玉子@ドラえもん 死亡】 死因…クリスタルボーイが打った固ゆで卵が頭に直撃した。 支給品解説 【固ゆで卵@現実?】 ご存知、板東さんの大好物。いくつ支給されたのかは不明。 大変固く茹でられており、クリスタルボーイの鉤爪で殴られても砕けなかった。 しかし板東さんは普通に食べている。 049 不完全な二人 投下順に読む 051 いろいろな人たち 049 不完全な二人 時系列順に読む 051 いろいろな人たち 041 アトミック・ガール(仮称)の恐怖 クリスタルボーイ 067 ただ栄光のためでなく 041 アトミック・ガール(仮称)の恐怖 南春香 067 ただ栄光のためでなく 041 アトミック・ガール(仮称)の恐怖 板東英二 067 ただ栄光のためでなく
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基本情報 名前 ザグリード・フォルクスファート 生没 ルーイガルド (14562~17329) 出身 シャクティアナ帝国 種族 魔族 性別 男 略歴 シャクティアナ帝国最強の軍団にして、独自の行動を許される帝王親衛隊の総指揮官、炎輝帝ザグリード 。 かつては将軍として各地を遠征し、圧倒的な力をもって敵軍を壊滅させてきた猛将であったが、その手柄により親衛隊に任命されると、親衛隊は常に帝王ラスブロスの膝元にいる為、直接戦場に出る回数は激減した。 その反面、親衛隊を率いての個人的な行動が増え、シャクティアナ帝国内部の不穏分子、更に敵対国を相手に、決して表に出ない秘密裏な戦いを数多く経験していく。 17323年、シャクティアナ帝国への進軍を画策したランクヘン国に、逆に先制攻撃を加えるべく、帝王親衛隊、覇王将が久しぶりに一同に会し、ランクヘン国を攻め落とした。 それらの戦いにはバーナ、グラスシード、ルーイン、イルザ、バルザックといった有能な者達を率いて赴くが、ザグリードは部下を使うことなく、自分達で自ら戦いに赴いていた。これは任務を完璧に遂行するというより、自ら剣を振るう場所を失くしたくないという個人的欲求の方が強く、その意味では立場は全く異なるが、自由傭兵団サヌアの考え方に近いものがあった。 六界連合軍がシャクティアナ帝国にまで迫ると、帝王ラスブロスと共に自ら出陣し、エリス・ラゴンの戦いにおいて布陣。部隊の指揮だけでは飽き足らず、自らも武器を持ち最前線に向かい、六界連合軍の傭兵となっていたかつての同胞バルザックを討ち取るが、続いて現れたロリスザードとは互角の戦いを強いられ、結果的に能力の高い二人の男を一箇所で足止めさせる事となる。 エリス・ラゴンの戦いにシャクティアナ帝国軍は勝利を収めるが、六界連合軍がすぐに行ったラスブロス強襲作戦により、再びロリスザードと対峙、相打ちという結果で共に倒れた。 人物 二匹の使い魔を常に連れ歩き、必要とあれば彼らを放ち、額にある第三の目を使い魔の視界とリンクさせることで、様々な情報を収集することができた。 関連項目 LUNATIC DESTINY
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暗闇に浮かび上がる、ミーティングテーブルを囲む複数の人影。 彼らは険しい表情で互いに睨み合っている。 しかし、真に睨めつけているのは目前の人物に対してではない。 「暗殺計画は失敗に終わり、コピーメシアも敗北を喫した・・・・・・」 「もはや急を要すこともない・・・・・・ この際、長い研究期間を設けてやり、万全の対策が産み出されるまで待つのが賢明か」 「その方があの科学者連中も助かるだろう。しかし、セイントメシア・・・・・・ 術もなくヤツに挑みたがる血気盛んな者どもは、まだ後を立たぬだろうね」 巨人戦争英雄譚 番外編 「ラクシ・アサシンズ」 フードで頭を隠した猫背の怪しい集団があった。 その数、六人。 施設の入り口に向かうそれらは、まもなく門番に呼び止められ警備部隊を呼ばれ捕らえられるはずだった。 しかし数分もすると、彼らは何事もなかったかのように施設内に入っていた。 それは外からは隠されているものの、中身は一般的なアームヘッド研究開発施設であった。 巡回する警備員がガムを噛みながら歩いていると、自販機の前に名札めいたものが落ちているのを見つけた。 それには同僚の名が書いてあり、拾って顔を横に向けると、自販機と柱の間にその持ち主が気を失って挟まっていた。 警備員が警報を鳴らそうとした矢先、後ろからその首筋に刃が押し当てられ、咄嗟に動けぬ内に背に針を突き刺された。 昏倒する警備員を尻目に、フード者は音もなく廊下を走る。 そうして六人は蛇のようにするすると施設を抜け格納庫に向かっていた。 無論一部の監視カメラはその姿を捉えているだろうし、大騒ぎになるのは時間の問題だった。 だが情報伝達を上回るその早さこそがこの暗殺部隊の持ち味なのだ。 入り口で枝分かれしていた蛇の首が再度集結した。 彼らの姿は、黒いフードに六元素を現す色のラインがそれぞれ入っており、その手には鎖で繋がれた一対の短剣が逆手に握られていた。 そのナイフの形状もそれぞれ異なり、神話に登場する六匹の悪魔が持っているものに酷似している。改めて怪しい集団だ。 ほどなくして赤灯が灯り警報が鳴り響く。しかし格納庫まで来てしまえば、あとは目標の機体を見つけ奪取するだけだ・・・・・・ しかし、暗殺部隊「ラクシ・アサシンズ」はリズ連邦軍の配下で、この施設もリズ連邦の所有物である。よってこの侵入は反逆行為である! アサシンズは身のこなし軽やかに跳び駆け抜け、警備装置類を壊しながら獲物のアームヘッドを探る! 数区画を抜けた後、彼らは標的に辿り着く! そこに佇んでいたのは紅白のアームヘッドであった。 それは一見セイントメシアそのものに見えたが、改めて見直せば違和感に気づくだろう。 翼は黒く突きだした剣のようになり、爪はコピーメシア一号機のフォーレンメシアに似て鋭利に伸びて、 頭部にはメシアの眼を模したヘッド・ガードの下に、DH重工特有のモノアイカメラが配置されていた。 暗殺部隊が探していたのは、かつて自分たちに与えられるはずだった強力なアームコアだった。 しかしそのコアは同時期に発案されたフォーレンメシアに使用された。 その堕天使が撃墜されたと噂に聞き、我が物にすべくこうして独断で侵入したのだ。 「こいつがそうだな?」 「そうだ、急ぐぞ」 ラクシ・アサシンズが駆け寄った時だった。 「残念だが」 目前のコピー・メシアのコクピットが開く。 「この機体はお前たちの探していた、フォールダウンとは違う」 中から現れた男は、堂々とした語り口とは対照に幼げで、そして御蓮人であった。 「あの重要なアームコアはもっと別のところにある」 「何だ?てめぇ・・・」 緑ラインのフード者が悪態をつくが、男は語りを続けた。 「そこでもっと有効に使われているはずだ・・・セイントメシアを倒すアームヘッドにね」 降りてゆっくり歩み始めた男に対し、アサシンズは短剣を構えた。 「じゃあそのコピーは何だ?お前はそれのパイロットか?」 「この機体はデモニックフェザー。フォーレンメシアを援護すべく造られた。コピーメシア二号機と言ってもいい。 計画案では一機のフォールダウンがセイントメシアと近接戦闘、六機のデモニックフェザーが中・遠距離から支援し、 確ッ実ッに血染の羽毛を葬れることになっていた。だがその予算は馬鹿でかい・・・・・・」 「興味深い話だが警備が来るぞ?お前は味方か?」 「ふふん、デモニックフェザーの開発途中でフォーレンメシアは駆り出され憎き救世主に堕とされた。 これがただ一機具現化された”悪に染まった羽毛”だが、支援すべき相手も失い、もうじき解体されお払い箱になる」 遠くから怒声が響く! 「結論から言ってくれ」 「俺は降ろされたんだよ、新型機のパイロット候補から・・・それもコア適性を試す前に・・・・・・。 俺はセイントメシアを倒さなきゃいけなかったのに、資格が無いって」 「フン、私たちと同じね」 青フードが冷めた声で同調する。 「そして俺は同じ境遇のデモニックフェザーを知った。こいつもメシアを殺れるのに。権利を奪われた。 だからこいつを使って救世主を狩りに行く。ラクシ・アサシンズ、お前たちもそうなんだろう? あのコアを自分たちが使っていれば、メシアに勝てたと思ってここに来ている。だが最早必要ない。 俺たちと組むんだ・・・当初の計画案、七機の連携、お前たちのコンビネーション、完全なプラン・・・・・・」 警備兵はすぐそこまで迫っている!選択の余地は無かった。 暗殺者達はデモニックフェザーに跳び乗ってしがみつき、銃を向ける人々の前で、悪魔の翼が格納庫を突き破った。 こうして誕生した反逆者の集団は、救世主を狩る計画を綿密に練りながら、逃避行を続けていた。 闇夜、御蓮の平野を駆け抜けるデモニックフェザー。 しかし突如として、それに迫るアームヘッド――灰色の、セイントメシアか!?謎の機体が悪魔に襲い掛かる! 「ついに見つけたぞ!覚悟しろ村井幸太郎ーッ!」 それから五日後の、同じく御蓮の平野。 そこを駆け抜けるのは、今度は本物のセイントメシア。 その後ろに少し離れて、白銀のアームヘッドの姿もある。 「いったい今度は何だ。教えてくれよ幸太郎」 白銀のアームヘッド・メシアエンブリオのパイロットが呆れたように問う。 「何度目かの挑戦状だ。しかも人質を捕られている」 セイントメシアのパイロット、村井幸太郎はやけに冷静に答えた。 「お、おいお前正気か?大体こういうのは一人で決闘に呼びつけられてるやつだろ?」 神崎はこの男が、終戦してもなお度重なる刺客との戦いで憔悴し、やっとこさ狂気に陥ってくれたのかと思い、 こいつでもこんな風になるのかと、若干の心配と幻滅、あと謎の愉しさを感じていた。だが、違った。 ” 親愛なる血染の羽毛へ 我々ラクシ・アサシンズとその協力者Zは、貴様の親類の命を預かっている。 我々が所望するのは、セイントメシアとの正々堂々たるアームヘッド戦闘である。 下記の日時、指定座標に着き、貴様が勝利すれば人質を解放する。 尚、勝利するのは我々であるからして、その条件は達成されないものとする。 ” 「という文面と共に人質の写真も入っていた」 「そんな挑発に・・・」 「だが、人質は、知らない奴だった。親戚中に聞いても誰一人として知らなかった・・・・・・。 何故か俺に似ているとか言ってくるのもいたが、全く無関係の奴だ」 「だけどなあ、無関係とはいえ、二人がかりで行って難癖つけられたら、そいつマズくないか」 「その辺の御蓮人を捕まえて、人質などと吹っ掛けてくる奴なんてド素人丸出しだ。 こちらの身辺も探れない、戦闘狂脳筋リズ雑兵だ。いや、本当に捕えてるかどうかも怪しい」 「そう言われたら完全にイタズラじゃねーか?何で俺を連れていくんだよ・・・・・・」 エンブリオがやや減速する。 「ラクシ・アサシンズは実在の部隊だったようだ。情報は乏しいが・・・」 「戦いたかったのか?そいつらと?」 「丁度良かったんだ」 「何が!」 「新型OSの実戦テストだよ」 今このセイントメシアには、新型の起動OS『Muraindows 97』が搭載されていた。 「これには人工知能ナビゲータが実装されてて・・・・・・」 モニタ上に可愛らしいカッパマーメイド(顔が魚)が出現する。 『ご用件は何ですか?』 「周囲のアームコア反応、テトラダイの痕跡を調べて」 電子音声に幸太郎が優しく答える。 『解析中・・・・・・テトラダイ痕跡、マッピングしました』 地図上に残留テトラダイ濃度が塗られたものが、エンブリオにも転送されてきた。 それには幾つものコアが移動した軌跡が描かれていた。 「おう・・・こりゃ確かに、この先に何体も張っていやがるな」 「こいつの機能はこれだけじゃない、一番優れてるのはカメラを通じたデータ解析・回収機能みたいだ。 これから先、またコピーメシアみたいな、どんな奴が出てくるか分からない。情報を収集して、うちの研究所で活かす」 「ふーん、こっちにも入れといた方が良さそうだな。どうだお嬢?」 ”う、う~ん・・・” エンブリオ・コアの意思が渋る。確かにコアの意思が強ければ、機械的な知能が身体の内にあると異物感を覚えるかもしれない。 「ナビは最終的に、無人アームヘッドのパイロット代わりになるように発展させると聞いた。革新は目まぐるしいものだな」 『この辺りに美味しいドーナツ屋さんがありますよ』 「今なんか聞こえたな?」 「・・・いずれは俺たちの敵も、気づけば中身が空っぽの機械の怪物ばかりになるかもしれない」 『私の対応はいかがでしたか?評価とレビュー、感想と動作状況を入力してください。問題があれば最新の状態でない可能性があります。定期アップデートを許可してください。ダウンロードできる通信環境にありません。直ちにアップデートしてください。』 「めっちゃ早口で言ってるぞ」 「・・・・・・」 『返答をお願いします。ご用件は何ですか?音声認識しない場合は検索窓にキーワードを入力してください』 「お前を消す方法」 『アアアアアア!』 可愛らしいカッパマーメイド(顔が魚)が断末魔と共に圧縮消滅する。 「そいつ壊れてんじゃないのか?」 「ま、まだ動作が不安定なだけだろう・・・・・・」 「フフッ、お嬢も入れとかないか?お友達が出来るぞ」 ”いらない、断じていらない” セイントメシアとエンブリオ、その行く先には背の高い針葉樹林が見えてきた。 「そろそろ警戒するぞ」 「最後に聞いておくぞ、幸太郎。お前のその・・・・・・背負ってる物のは何だ?」 セイントメシアには見慣れない派手な武器が付けられていた。 「それには触れないでくれ・・・ていうかお前みたいな奴なら知っているんだろ」 「フッ、いいや?」 「これ使って戦ってるところを撮らなきゃいけないんだよ。研究所のスポンサーがうるさくて」 村井研究所に出資している映画会社が、セイントメシアを題材にしたヒーロー映画を成功させるため、 本物とのタイアップ宣伝を提案してきたのだ。本物の方にグッズを使わせることによって、より映画にリアリティを持たせるのだ! 『DXライトニングスラッシャー』は文字通りデラックスに、村井研究所の総力を挙げて玩具を忠実に巨大化した聖なる剣だ! 「くくく、それで倒せる相手だといいけどな」 「正直邪魔なんだよな・・・神崎、お前が使うか?」 「どうだ?お嬢は好きかああいうの」 ”だから要らないってば・・・” デン!デン!デデン! その時『Muraindows 97』が不快な警告音を発した! レーダーに現れるアームコア反応!セイントメシアに高速接近! 幸太郎が視認したその黒い物体は、アームヘッドではなかった――メシアがギリギリで避け、エンブリオも通り過ぎるそれを一瞬捉えた。 「今のは何だ!」 「あ、アームホーンだ・・・ホーンを直接発射してきたんだ」 「マジかよ」 背後に着弾したのをレーダーが示し、振り返って確認したいが、敵の次の手が分からない。 次なる遠隔ホーン攻撃に前方を警戒する二機。だが次のコア反応は前後に同時に出現した! 新手のアームヘッドが先ほどの黒い剣を後ろから投げる! セイントメシアはその射線を避けつつ前方の新手に構える! エンブリオは振り向きざまにライフル射!敵が退いて足元を抉るに止まる。 そして前に六機、後ろに一機のアームヘッドが威圧的に立ちはだかった。 前方の一体、見覚えあるシルエットの白黒が、投げられた黒剣を受け取り肩部に接続した。 「ほう、避けたか・・・しかし素直に現れてくれて助かったぞ”血染の羽毛”。安心しろ、人質は林の中に眠っている」 若人らしい声と似つかわぬ語りの違和感に、二人は一種のデジャブを覚えていた。 「コピーメシアだな」 「この機体はデモニックフェザー・・・・・・フォーレンメシアに代わり貴様を討つ、今度こそ確実に」 「一人で来るかと思えば・・・おい、後ろにいるのは”白い死神”じゃないのか?」 「フフフ、返って狩り甲斐があるわね」 偽救世主に続き、灰色ベースに六属性の色がアクセントの機体群・・・ラクシ・アサシンズも標的の出現を喜ぶ。 「俺を知ってるとは嬉しいね、だがそんな台詞は、俺もこいつも飽きるほど聞いてきた・・・」 「偽者騒ぎはもう沢山だ。こちらこそ確実にケリを付ける」 メシアとエンブリオはこの一触即発の距離で先手を取らず、しかし微塵の隙も与えぬまま敵に対面し続けた。 「そして俺の名はジンライ・・・・・・兄者の仇!貴様には、死んでもらうぞ村井幸太郎!!」 七体のアームヘッドが一斉に散開!かなりのスピードで針葉樹林へと退避していく! エンブリオがレーザーでそれを撃つも、直撃させる前に薄暗い木々の間に消えていった。 「あからさまに罠だなこりゃ。それでもあそこに入るか?」 「あの投擲アームホーン・・・ここでデータを取っておいた方がいいだろう」 「自ら実験台になるってか、いや俺まで巻き込まれてるけど」 二機は敢えて別れてから大木の森に迷い込む。敵戦力を分割させる目的だ。 セイントメシアが踏み入るとレーダーにノイズが走った。 「レーダージャマーにアームホーン・チャフか?」 目視で周囲を確認する"血染の羽毛"・・・その背後には蜘蛛めいて静かに垂直降下するデモニックフェザー! ジャゴン!翼のホーン発射装置が獲物に向き牙を剥く! 二本の黒い剣が放たれる!メシアは近距離で撃たれたそれらに装甲を掠め取られるも、臆することなく偽救世主に向かう! 「秘密兵器はそれだけか?」 セイントメシアの翼とスタッフがデモニックフェザーに斬りかかる!対し悪魔は爪と膝ブレードを展開し受ける! 「死ねえ!」 林の中に消えたと思われた二本の黒剣が、別々の弾道でメシアに迫る! 「!!」 血染の羽毛は咄嗟に悪鬼を蹴飛ばし、飛び来るホーンを双方とも弾く。 だがそれらは木々の脇を通ったとき、灰色の腕が掴みとり、発射器に装填、またも撃ち込まれる! もう一本を受け取った灰機体は針葉樹の柱を蹴り渡り、別ポイントからメシアを狙う! 一方メシアエンブリオは静かな森に響き始めた金属音を聞いていた。続いて通信が届く。 「気を付けろ神崎、連中は二本の投げアームホーンをパス回しして奇襲してくる」 「七体いて二本だけか?」 「あまり侮るなよ」 言っている矢先にラクシ・アサシンズのアームヘッド、ラグドールの一体が正面に出現した。 「シシシ、ご苦労なこった。戦争で名を馳せて生き残った英雄も、こうしてちょろっと出かけただけで暗殺されんの。よくあることだからな」 緑の頭部と肩装甲のラグドールは脱力したようなポーズで首だけしきりに動かしていた。 「それがお前たちの本来の仕事ってとこか。だってアームヘッドで暗殺なんて、言わないもんな?」 「シシシ、そりゃ、出来るヤツと出来ないヤツがいる・・・」 レーダー不能の状況下、エンブリオの背後の針葉樹の裏で、白と茶色のラグドールが極めて無音で動きながら覗いた。 「じゃあ、どんなモンだかやってみな・・・」 言い終わるかというところで緑ラグドールが跳躍!エンブリオは咄嗟にレーザーで迎え撃つ! 同時に茶ラグドールが持っていた槍を投擲!背後から迫るがエンブリオのブレードが横一閃!弾道を変えて大樹に刺さる! だが白ラグドールが頭上から垂直降下!槍の刃先は怪しく輝き、エンブリオの背に斬り込む! 回し蹴りで蹴飛ばし返すとラグドールの一群は柱を跳び回って隠れ、再び静寂が訪れた。 「チッ、面倒な奴らだ」 その頃セイントメシアは死角から迫る刃を察知し、スタッフを薙いで弾き落とす! 打ったのはラグドールの投げ槍・・・黒いアームホーンはすでに別角度から接近! メシアは回避できずそれを受ける!・・・しかし貫かれることはなかった。防御の調和ハウによって黒剣を止めると、投擲アームホーンそのものをアームキルしようと狙った。 だが阻止すべくデモニックフェザーが向かってくる!幸太郎がそこへ意識を向けたとき、周囲の柱に潜む三機のラグドールが四本の刃を投げる!その内一本は本物のホーン! セイントメシアはやむ無く加速の調和カカマで包囲攻撃を抜ける。 その軌跡に続いて音速の翼に切断された大木が倒れる!しかし遮蔽物の増加はラグドールの望むところだ。 メシアは僅かな一時、周囲に何もいない静寂に解放される。木々の浅い霧の向こうに直進してくるデモニックフェザーを見た。 残りを透視の調和アカクで探そうとした時、その悪魔の背に重なっていたラグドールが三方に散る。再び包囲網を展開するのだ。 そして黒き剣が放たれる!一つは救世主に、もう一方は敢えてあらぬ方向を目掛ける! その頃エンブリオは索敵を続けていた。そこへ投擲ホーンが飛び来る! 「こっちに来やがった!」 エネルギーライフルを撃ち爆風で反らす!同時に斜め下方と上方から飛びかかるラグドール! エンブリオはブレード斜め前転斬りでそれらを仕留めたはずだが、当たらず蹴りを食らわされてしまった。 空中で姿勢制御し逃避中のラグドールを撃つが、狙いが大きく外れてしまった。 機体の動作が精細を欠いている? "むきーーっ!" 「お、おいお嬢!一体どうしたんだ?」 エンブリオのコアが怒り狂い、未だ冷静な神崎は意識の剥離を感じていた。 「ククク……毒が回ってきたようだな」 白ラグドールが柱の影で眼を光らせる。 「我が"暗黒魔術Ⅵ"は怒りの毒……搭乗者ではなく機体のみに収まらぬ憤怒を錯覚させる…… これは強い意思が機体操縦に繋がっているほど効力を生む」 白フード者が長々と語り、その僚機達も影からエンブリオの隙を伺う。 「なるほど、エースの機体を暗殺するのに特化しているわけね……さてどうしたもんか」 "どーするもこーするもないっ!叩き潰す!" 荒ぶるエンブリオが針葉樹を切り刻む!間一髪で茶ラグドールが逃げ別の物陰へ! 「捕ったーッ!」 その時緑ラグドールが黒い剣を投げる!前傾姿勢のエンブリオがそれに振り向きながら唸る! セイントメシアは3体のラグドールの交錯攻撃とデモニックフェザーの遠隔ホーンのコンボを無数に受け続けていたが、互いに隙を見せず決定打を与えられぬままだった。 またも複数方向連撃!メシアも複数方向のアームホーンで弾き返す! そこへ投槍!赤く光る刃を、救世主は調和ハウの硬化で受けた! すると真下から迫る影!デモニックフェザーのニーブレードが来る! セイントメシアはスタッフを振り返す! その鋭刃が競り合うが……メシアが退き弾かれる!悪魔の膝剣が再度追撃!救世主に傷を刻む! 「何だ、今のは……」 デモニックフェザーのニーブレードはLAM-001ヴァンデミエールと同型の物だ。 競り合えば重力の乗せたスタッフの方が物理的に勝っているはずだった。 ラグドール達が上方から槍を投げてくる!セイントメシアはそれを不自然なほど大きく避けていた。 「ハハハ、どうした?ブラッディ・フェザー?ようやく我々の恐ろしさに気付いたか?」 デモニックフェザーが笑っていると真横の柱を赤ラグドールが滑り降りてきた。 「我が"暗黒魔術Ⅰ"は恐れの毒。機体に潜在的な恐怖心を錯覚させる……"血染の羽毛"と言えど耐えることは出来まい」 いくら幸太郎の操縦技術が、セイントメシアの機体性能が優れていても、アームコアが不調をきたしていればそれを発揮できない。 「ああそうか。だがこれからは錯覚ではない恐怖を与えてやる!」 ジンライの宣言と共に悪魔が威圧的なポーズで迫る! 「テストのつもりがとんでもない事になったな……」 幸太郎は操縦レスポンスの鈍りにセイントメシアの躊躇いを感じていた。 ズガウン!エンブリオの強烈な両足スパイク・ストンピングが地面を破壊し、土煙から緑ラグドールが転がり出た。 「おーこわいこわい」 その時背後から茶色く光る投げ槍が飛び来る!メシアエンブリオはそれを片腕で受け止め、振り落として踏みにじる。 「バハハ、我が暗黒魔術Ⅳは爆ぜの毒…身体に爆裂する痛みを錯覚させる!」 "!!" 突然エンブリオが不可視の射撃を受けたように振動した。存在しない裂傷からは火の手が上がり燃えるような痛みが襲った。 反撃にエネルギーライフルを撃った直後、またも爆発の錯覚が襲い仰け反らされる。 「終わりだな"白い死神"」 緑ラグドールが背後で笑い、槍に新たな毒を浸透させる! デモニックフェザーは爪、両腕から生える刃、足の爪先と踵の暗器、膝のブレードを総動員し嵐のような猛攻をかける! 「己が殺ってきた技!味わってみてどうだ!"血染の羽毛" !」 対しセイントメシアは反撃出来ずにいた。翼を盾に凌げてはいるが、何故か攻撃操作を受け入れてくれないのだ。 仕上げと言わんばかりのハイキックがメシアに衝突し、背を大木に打ち付けた。 幸太郎はメシアの精神状態がどうなっているか探ることに集中した。 その恐れは目前の敵に対するものではない。 セイントメシアは、己が刃を振るう度に、守るべき世界までも破壊してしまう感覚に襲われ、 あらゆる足掻きが滅亡に繋がる絶望の只中にあった。 緑色に光る矛先がエンブリオの肩口に突き立てられ、仮想毒が染み込んでいった。 「我が"暗黒魔術Ⅲ"は蝕みの毒!その通り毒に犯された錯覚に陥り次第に衰弱していくんだよ。 もう三つも注入されちゃってるよな!安心しろ、こっからは終わりを待つだけだ」 ラグドール達が嘲笑いながら飛び交い、柱に爪を立てて停まって、苦しむ様子を見下ろす。 神崎は愛機の中で操縦捍を握りしめた。 「"てめえら、お嬢(レディ)に好き勝手やってんじゃねえぞ"」 それはメシアエンブリオと全く同一の怒りであった。 シンクロし増幅した怒りは他の精神汚染を浄化して多大な出力だけが残った。 神崎が、エンブリオが片手を虚空に突きだす! 「"サイレント・ルナ!"」 カメラアイの激しい発光と共にテトラダイ粒子を伴った黄金のハーモニー・ウェーブが周囲に拡散する! 調和の発動を目の当たりにしラクシ・アサシンズの三人は何が起こるかと身構えようとした時、 大樹に刺していたはずの爪が滑り始め、持っていた槍も滑り落とした。 三体のラグドールが次々に木から落ち、立ち上がろうとしたが、その脱力したような特殊フレームが祟り、 氷の上の小鹿のようにバタバタと足掻く事しか出来なかった。 「一体何が起こった!?」 「ヤツが居なくなったぞ!」 「落ち着けよ、レーダー見ろ」 ラグドールはジャマー下でもコア位置を探れるよう特殊レーダーを装備している。 エンブリオのコアは見つからなかったが、戻ってくる投擲ホーンを確認した。 「誰か投げ返してくれたのかな?」 「早くヤツを探せ!」 茶ラグドールが自身に向かう黒剣の方角を見る。 「落としもんだぜ?」 レーダーにはホーンとエンブリオの反応が二重に重なっていた! 「グガアーッ!?」 "白い死神"の投げる黒い剣が茶ラグドールの肩から首にかけてを貫いて削ぎ取る! 「やられた!?」 白ラグドールが振り向くとエンブリオの銃口が向けられていた! 咄嗟に身のこなし軽く跳躍……できず、滑ったと同時にエネルギーライフルで頭を撃ち抜かれる! 「クソ!」 僚機がやられたと思しき発光を薄霧の中に二連続で目撃し、緑ラグドールは戦慄しながらも、感覚を研ぎ澄まして索敵した。 近くに斬り倒された倒木がある。調和により一切の摩擦を奪われた、この状況を利用し、地上を泳ぐようにもがき滑った。 木の陰に隠れ、血走った眼でレーダーを見張る。だが、そこには認めたくない事実だけが映っていた。 倒木の上からエンブリオがしゃがんで見下ろしている! 「狩りは楽しかったか?」 アームブレードとライフルの連撃が緑ラグドールの手足を次々に斬り飛ばしていく! もはや自発的に動く術を無くした残骸に、メシアエンブリオが足を乗せた。 「恨めよ」 そして全力の蹴りを放ち弾き出す! 摩擦係数ゼロのラグドールは木々の間をピンボールめいて跳ね返っていた。 「う、恨んでやる!絶対に!許さねえからな!絶対!呪ってやる!呪い殺したるからなああああ」 そして霧の彼方へと何処までも滑り消えていった。 「そんなに恨むなよ・・・・・・」 神崎が見渡すと、木の根元にアームコアが転がっていた。先ほど投げた敵の投擲ホーンが退行したのだ。 「なるほど、アレは発射機に付けとかないとすぐコアに戻んのか」 一方”血染の羽毛”は、悪に染まった己のような存在を前に、あるいは大昔に戦った悪鬼の影に囲まれ、希望の光を失っていた。 「"暗黒魔術Ⅱ"割れの毒!受けた者は身体がひび割れ砕け散るような痛みに悲鳴を上げるわ!」 「"暗黒魔術Ⅴ"飢えの毒!受けた者は己が搾取され敵を肥やす錯覚で圧倒的戦力差を感じて絶望する!」 二体のラグドールが同時に毒槍を投げる!セイントメシアは動かない! 「・・・・・・メシア、恐れる事なんてない」 幸太郎が心の中で呟く。 彼はセイントメシアに、機体背部に吊り下がったDXライトニングスラッシャーを渡した。 それを前に突き出し、盾に形取られている光皇の仮面をメシアに見せた。 「お前の刃は救いの為にある。例え戦い傷つける事が間違いだったとしても・・・闇を裂く光で在り続けよう」 救世主は機体の中の勇者達を奮い立たせるべく、聖なる剣を天に掲げた。 『カカマァ!ハーモニードラァァーイブッ!!』 その叫びはDXライトニングスラッシャーが発した! オレンジの軌跡を描く高速の光の剣が、毒の槍を一刀両断する! 「なにィーッ!」 驚愕するラグドール達の前で、セイントメシアは聖剣とライトスタッフを神々しく構えた。 「機体に恐怖を与える調和?まさかモロに食らうとは・・・なるほど完璧なアームヘッドは存在しない。 だが乗り越える事は出来る・・・このメシアならばなぁ!」 セイントメシアと同じく何かが吹っ切れた幸太郎が高らかに浴びせかけ、高速飛行で伐採しながら敵に迫る! 「調子に乗るなァー!」 黒ラグドールが手首を反転させ毒針を突き出す!その毒は、かつてメシアが戦ったウイルス使いと同じ麻痺毒! 大木を蹴って"血染の羽毛"に飛びかかる!対しセイントメシアは一気に高度を下げ、下からホーン頭突きを見舞う! 「ぐお!?」 コクピット内で天井にぶつかった黒フード者が呻き、モニタを見ると両側から迫る紅白の翼! ×字に裂かれた黒ラグドールが空中分解する!! 「何やってんのよ!」 青フード者が怒声を飛ばすが次のターゲットは己だ! 何処からともなく大木が吹っ飛んできて圧し掛かってくる! それを踏んで駆け上がっていく青ラグドール!回避した心算だが、最後に辿り着いた先には正面から飛び来るメシア! 両足先を猛禽めいて開き、恐るべき多数の爪で獲物を捕らえる! 「ザケんじゃないよ!!」 ラグドールは両腕を振り回し鋼鉄の爪でメシアを殴る!だがそこで離さず、空中で連続前転してから脚部シザーを閉じ切り、 敵の腕を斬り離し遠心力で投げ飛ばす! 「ギャアーッ!?」 青ラグドールが地面を破砕し墜落したと同時、セイントメシアの背に向け黒い剣が差し迫っていた! 『ライトニングチャァージィ・・・』ピロロロピロロロピロロロ・・・ 聖なる剣が電子音を発し、光点が盾から切っ先へと立ち昇っていく。 投擲ホーンが触れるかというタイミングでスラッシャーを振り抜く! 激しい火花が飛び散り、白と黒の剣が鍔競り合う! 「死ねェェェーーーーッ!!!」 デモニックフェザーが両腕を開きながら突撃!全力の爪を黒剣に叩きこみ、聖剣を砕き割らんとする! 『フルチャージ・・・シャイナライズドーンスラァッシュ』 凄まじい光量が電飾から放たれ周囲を包む!ジンライの目が眩むが、尚もホーンを押し込み続ける! そしてセイントメシアは、ライトスタッフを悪魔の剣のド真ん中に叩きこむ! 投擲ホーンがアームキルされ、前のめりになったデモニックフェザーを、かかと落としで追撃! 「・・・その首もらったッ!」 赤ラグドールが生体ウイルス針を向けメシアの上空に! それを合流したエンブリオのライフルが射て暗殺を妨害する! 「まだ片付いてなかったのか幸太郎?」 「そっちは三体こっちは四体だぞ、文句言うな」 並ぶ二体の天使の足下では、二体の悪鬼もまた集まっていた。 「アイツが来たってことは・・・もう一本のフェザーも落とされたのか!?」 「そうだよ・・・やられたんだよ・・・やられたんだけどさァーーーッ!?」 突如としてジンライが奇声を上げる! 「!?」 デモニックフェザーの回し蹴りが、赤ラグドールの首を刎ねる! 即席の投擲アームホーンがセイントメシアを目がけて迫る! 「マジかよ」 神崎が言う直前にメシアの肩口を凶刃が裂いていた。 更にラグドール頭が向かった先に、悪魔は既に移動している! 「なんでだよ!いつもいつも!勝ちやがって!お前らは!」 半ば発狂したジンライの意味不明な叫びが木霊する。 蹴飛ばされてくるラグドール頭!メシアがライトニング盾で防ぐとアームコアに退行した。 だがデモニックフェザーは青ラグドールの頭を放り投げてくる! セイントメシアがライトスタッフでそれを打ち返すと、悪魔は翼の発射機で受けて無理矢理込め再発射! その足掻きは脚部シザーによって粉々に打ち砕かれ、降り立ったメシアを前にデモニックは獣めいて睨め上げた。 「なんだァ?"血染の羽毛"に"白い死神"ィ・・・今日はオレを血祭りにして殺しに来たんだろォ・・・出来るもんならやってみろよォ・・・」 「違う、お前達の挑発を受けたのは、試作技術の実戦テストの為だ」 幸太郎があえて正直に答え、ジンライは頭を掻きむしった。 「て、テスト・・・・・・つら・・・・・・面の皮を剥いでやるゥ!!」 セイントメシアとデモニックフェザー、その距離が瞬時に縮まる! 両の爪先!両の踵!両腕の武器!同速で弾きあう! もはや手出しを止めたメシアエンブリオは、神崎はその光景を見て一つの仮定が浮かんだ。 この男が異様な劣等感を剥き出しにしているように、コイツの機体も同じだけの劣等感を持っていて、シンクロしている? ”血染の羽毛”と至近距離で競り合える者など数える程のはずだ・・・だがデモニックフェザーには、もう翼は無い。 セイントメシアのダイナミック・フェザーが両肩のホーン射出機に突き刺さり、破壊した。 たたらを踏んだ”悪に染まった羽毛”は、その両手両足共にボロボロだ。もはや武器は無い。 頭部アームホーンを除いては!最後の頭突きを頭突きで返し、救世主は尚も立ち続け、見下ろした。 「なんでだよ・・・・・・」 「それはこっちの台詞だ。仇討ちの為と言ったが、何故ここまで自棄になって戦う? アサシンズの連中がやられた所で、お前は撤退すべきだった。仇を討ちたいなら、次に備えてな。 勝てる策もない、確証なんて一つもない状態で、命を無駄にするな」 倒れたデモニックフェザーが上体を起こそうとする。 セイントメシアはよもや戦えぬ若造に背を向けた。 デン!デン!デデン! 『Muraindows 97』の不快な警告音!悪魔の腹部から小型の射出ホーンが切り離される! 背後からメシアのコクピットに迫る!その一瞬を見止めた神崎が戦慄! 同時に幸太郎はDXライトニングスラッシャーを背中にマウントさせようと操作していた。それが寸前で弾く。 再度振り返った時、全ての術を失ったジンライは尚も、見えぬ殺意の刃を向け続けていた。 「何故なんだ」 「お前のような奴には永遠に、一生かかっても理解できないだろうな」 その呪いめいた答えを聞き、セイントメシアは目を黄金色に輝かせて更に返した。 「”アボーキー”」 そしてジンライの、デモニックフェザーの意識は途絶え、ようやく静かな針葉樹林が戻ってきた。 「おい幸太郎、今度こそ結構やばかったんじゃないか?ヒヤヒヤさせんなよ?」 神崎がニヤニヤしながら言った。 「本気で言ってるのか分からないなそれ・・・割と俺がうっかりミスで死んで欲しいって思ってるだろ」 「死因としちゃ傑作かもね」 ”まったくもう・・・・・・” 怒っていた記憶など完全に消え、すっかり元に戻ったお嬢が呆れてみせる。 そして彼らは樹林の中に眠る人質を見に行ったが、そこには灰色のセイントメシアのようななんかが倒れていて、 その中の人質の安らかな寝顔(殴られた跡はある)を確認すると、特に助けたりもせず放置してその場を後にした。 大会議室のスクリーンにスタッフロールが流れた。 映画『セイント騎士(ナイト)Ⅲ 革命編 ~偽りの騎士、現る~』の、村井研究所特別上映会である。 この上映会は村井研究所の所属者は無償だが、一般人は数万通の応募の中でごく僅かな一握りだけが参加できる。 「やっと終わった・・・・・・」 村井幸太郎が超小声でつぶやいた。 「なんだ?そのやっとってのは?ちょっとはありがたく思いやがれ」 神崎翔は何故かキレ気味にささやく。 「どうした?お前の役っぽいのも出てたじゃないか」 「俺はあんなヒゲモジャボンバーじゃねえ」 「・・・・・・次は特別に、セイントメシアのパイロット、村井 幸太郎さんからの応援メッセージです!皆様大きな拍手を!」 司会のおねえさんが言い、突然会場に拍手が巻き起こる。 「は?」 困惑する幸太郎に、弟の行幸がDXライトニングスラッシャー(本物の玩具のほう)を手渡した。 「さあ兄さん、頑張って!」 屈強な腕に無理矢理背中を押され、壇上に駆け出る。 「あ~~~初めから、完璧な騎士も、完璧な剣も存在しない、お互いが出会って初めて、救世主が生まれるんだ」 映画の唯一覚えていた台詞を口走り、取材カメラのフラッシュが辺りを照らした。 <終> 戻
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「俺は欲しい 力が!」 【名前】 映司グリード 【読み方】 えいじぐりーど 【声】 渡部秀 【登場作品】 仮面ライダーオーズ/OOO 【登場話】 第46話「映司グリードとWバースとアンクの欲望」第47話「赤いヒビと満足と映司の器」 【分類】 グリード/恐竜系グリード/元人間 【コアM(終盤時)】 プテラ×3・トリケラ×2・ティラノ×2 【モチーフ】 プテラノドン、トリケラトプス、ティラノサウルス、バフォメット 【カラー】 紫 【詳細】 「火野映司」が内包している紫のコアメダル5枚以外に「真木清人」が内包している紫のコアメダル2枚を投入され変貌した紫のグリード。 外見は同系統のグリードとほぼ共通しているが、頭部が骨のように白く、上側の口部形状がバイザー(目)になっている相違点があり、不完全な状態と判断できる(実際は映像的に区別を付けたとも推測ができる。)。 オーズプトティラコンボとの切り換えが、火野映司の意志だけでオーズドライバーを用いずに行われる事もある。 恐竜グリードとの最終決戦の際、7枚の恐竜系コアメダル全てをタジャスピナーにセットした事でグリードの力を失う。 酷使しすぎた影響なのかコアメダルも砕けてブラックホールに飲み込まれ、グリードの力を得る事は2度となくなった。 【余談】 スーツは頭部を除き、恐竜グリードと同一となっている(『ファイナルエピソード』コメンタリーより)。 最初に存在が明らかになった児童誌には「この姿になってしまうと自身の意思では元には戻れない」と記載。 実際は初変身後に僅かな力への渇望により暴走気味ではあるが、火野映司の意識を保っていた。 平成仮面ライダーシリーズでは主人公が徐々にそれぞれの作品に登場する異形の怪人に変貌する場合が多い。
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大正二十年――帝都、ある酒場の隅にて、一人の男が酒を飲んでいる。 この時代には珍しい黒の長髪に、その髪色と同じ程に黒いのではないかと思われる黒の背広を纏っている。 陶器を思わせるその白い肌が彼をギリギリ踏みとどまらせているのだろう。 もしも彼の肌がその白で無ければ彼は完全に酒場の闇と同化してしまうのではないかと思わせた。 テーブルの上には、これまた闇の色をした黒の山高帽子が置いてあった。 果たせるかな、その横顔など見ればそれはもうぞっとするような美しさである。 人間が酒を飲んでいるというよりは、人間世界へと降りた悪魔が獲物を見定めているような風情がある。 その男、名を夢幻魔実也といった。 ことん。 彼のテーブルに、もう一つグラスが置かれた。 欧羅巴から来た異人の青年であろうか、金髪を短く切り、ハンチング帽を被っている。 その目は琥珀色というよりも、黄金色そのものに見えた。魔性の目である。 「相席を許した覚えは無いが?」 「ここの払いは僕が持つ、僕の話を聞いてくれないか?」 魔実也は異人を睨みつけた。 催眠術の一種というには余りにも超然としているが、彼は他人に暗示をかけることが出来る。 以前にも彼に絡んだ与太者が、ひと睨みされたばっかりに自分を幼児だと思い込まされたことがあった。 だが、凍りつくような彼の視線を、頬を撫ぜるそよ風を浴びるかのように異人は平然と受け止めていた。 時間にしては3秒にも満たない短い時間であったが、魔実也は異人から目を逸らし残り少ないグラスの酒を一気に煽った。 「手短に頼む」 「ありがとう」 バーテンを呼び再度注文をすると、異人は懐から木片を取り出し、テーブルに置いた。 「鑑定してもらいたいってなら生憎だが、僕は骨董屋じゃないぜ」 「いや、鑑定してもらうまでもないよ。魔実也君。ゴフェル……その名に聞き覚えが無いかい?」 注文したウヰスキーを一息で煽り、魔実也は言った。 「ノアの方舟に使われていたっていう木か」 「その通り、そして此度はこの木片が『きっかけ』となって、ある戦いを起こす。 僕は是非、君にこの戦いに参加して欲しいと思っている」 「悪いが戦争屋じゃないんだ、他をあたってくれ」 聞く耳を持つ必要はない、そう判断したのか魔実也は山高帽を掴み、立ち上がった。 「その戦いの勝者は、どんな願いでも叶えることが出来る」 魔実也は動きを止め、異人を振り返った。 「尚更だ、僕がそんなことのために戦うような人間に見えるか?」 「……興味があるんだ、帝都の『小悪魔』が如何なる願いを持つか。その願いのために、将来はどう変わるか」 テーブルの上のゴフェルの木片は姿を消していた。 だが、魔実也は気づいていた、先程まで空だったはずのポケットの中の異物に。 「お勘定ですか?」 「こいつ持ちだ」 「果て……先程から一人だけで飲んでいらっしゃったはずですが」 何もかもが闇から闇に消えてしまったかのように、魔実也がいたテーブルに異人がいた痕跡は在りはしなかった。 「……いや、飲み過ぎたようだ」 毒づきたくなったが、どうやら異人に約束を違える気は無かったらしい。 ポケットの中から、異人が残していた貨幣を取り出すとバーテンに向けて魔実也は言った。 「魔ッ貨払いで頼む」 酒場を出ると、魔実也は煙草に火を付けた。 何も見えぬ闇夜に、ぼう――と、魔実也の顔だけが浮かび上がっている。 「火を貸してくれないか?」 その隣には、いつの間にやって来たのだろうか先の異人が立っている。 魔実也は異人へと火を貸した、言葉を交わすでもなく、ただ煙だけが辺りに立ち込めていた。 「ところで……」 口火を切ったのは、魔実也の方であった。 「ここの払いと木片のお代の代わりと言っちゃなんだが、君の名前を当ててみせよう」 「ほう……」 魔実也の言葉に、異人はさも面白いものを見るかのように、口元を緩めている。 「ルイだろ?」 「何故、そうだと?」 頷くでも否定するでもなく、異人は理由を聞いた。 その表情からは、その名前が正解であるかどうかは窺えない。 「翼は隠すんだな、それも六枚羽となればすぐにわかる」 異人の背に、羽などは見受けられない。 それでも魔実也にはわかるものがあったのだろう、異人は特段に否定することもせずに、ふふと笑い。 「今度は気をつけることにしよう」 そう言って、闇の中に消えていった。 「……さて」 消えたルイを別段探したりすることもせず、魔実也は川を探した。 道端に捨てれば、誰かが拾うやもしれない。 ならば、水に流してしまうのが一番だろう。 歩くこと数分、目当ての物は直ぐに見つかった。 洪水から逃れるために使われたゴフェルにとっては皮肉な末路であろうが、深く、深く、水の底に沈んでもらおう。 そう思い、魔実也はポケットからゴフェルの木片を取り出し―― 何もかもが、闇の中に消えた。 「まさか、捨てようとするだけでこの場に呼ばれるとはな」 夢幻魔実也の中学教諭としての記憶はあっさりと崩れ去った。 当然だ、夢幻魔実也と中学教諭の接点など一切ない。 違和感に気づいてしまえば、後はもう流れのままだ。 「迷惑な話だ、なぁライホーくん」 「ホー!」 【マスター】 夢幻魔実也 【出典】 夢幻紳士 怪奇篇 【参加方法】 ゴフェルの木片を川に投げ捨てようという願いに反応して呼び出される 【願い】 特に無し 【weapon】 特に無し 【能力・技能】 暗示能力を持ち、相手に自由な夢を見せたり偽りの記憶を植え付けたりすることが出来るテレパシー能力者。 幽霊妖怪の類を見抜く霊視能力も持つ。 【人物背景】 長髪の美青年。黒い背広と山高帽がトレードマーク。ヘビー・スモーカーで酒も嗜み、 女性経験も来るもの拒まずの態度で豊富である。常に平静な態度を崩さず時に冷徹ですらあるが、人情を解し特に知人の義理は欠かさない。 その他、詳細は不明瞭。 【方針】 特に無し 【クラス】 アサシン 【真名】 ライホーくん 【出典】 デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王 【パラメーター】 筋力D 耐久D 敏捷C 魔力C 幸運C 宝具B 【属性】 中立・中庸 【クラススキル】 気配遮断:B 溶けてしまうことでサーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てばサーヴァントでも発見することは難しい。 生前のアサシンは気配遮断を利用することで、タクシー代を踏み倒してはトンズラかましていた。 しかし目立ちたがり屋の一面もあり、自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。 【保有スキル】 氷魔術:C 氷に関する魔術を一通り収めている。 十五代目葛葉ライホー襲名予定:E- 相手が真名看破のスキルを持っていた場合、非常に低確率で葛葉ライドウであると錯覚させる。 氷結吸収:A 氷に関する攻撃を己の生命力と変えるスキル 単独行動:D 【宝具】 『冬将軍(ジェネラル・フロスト)』 ランク:B 種別:対人 レンジ:1~10 最大補足:1人 魔力によって構成された鎧姿の巨大なジャックフロストが相手を追いかけ回す対人宝具。 捕まれば最後、可愛い姿ながらも強力な氷結攻撃の餌食である。 『怖くて可愛い悪魔召喚術(アクマショーカンダホー)』 ランク:C 種別:対人 レンジ:1~10 最大補足:1人 以下の悪魔の中から一匹を召喚する。 既に悪魔が召喚されている状態で、他の悪魔を召喚することは出来ず。 戦闘行動が終了するか魔力供給が途絶えるまで、悪魔を帰還させることは出来ない。 ジャックランタン マカミ モー・ショボー モコイ トゥルダク ジャックフロスト ピクシー マハカーラ 【weapon】 なし 【人物背景】 平凡なジャックフロストであったが、ある刑事が総番を張っていた頃の制服と合体することで、ライホーくんとなる。 あまりの自分の格好良さにうぬぼれて、己の元ネタである葛葉ライドウを挑発するも敗北。 その後、物珍しさにタクシーを停めては無賃乗車を繰り返しているうちに、 依頼を受けたライドウに怒られ、返り討ちにせんとばかりに襲いかかるもやはり敗北。 それでも、彼は諦めない。夢はでっかく十五代目葛葉ライホー襲名だ。 【サーヴァントとしての願い】 十四代目葛葉ライドウを倒し、十五代目葛葉ライホーを襲名する。 【基本戦術、方針、運用法】 悪魔召喚を行って、敵を追い詰めつつ雪将軍でフィニッシュだ。 相手に氷耐性があった場合は諦めよう。
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――良かった……この旅は無駄ではなかった。 北樺太の氷上にて、キロランケは死にかけていた。 『さっき全部思い出した』 己にすがりつく青い目の少女の一言で、ふっとキロランケの身体から力が抜ける。 やりきったのだ。少女…アシリパを連れて旅してきたのは無駄ではなかった。 キロランケの脳裏を旅の思い出が駆け巡り、それはやがて過去へ。日本の妻子や、同胞であるウイルクとソフィアへとスライドする。 息を引き取ったキロランケの身体に、アムール川の流氷が積まれる。 ここで一つの怪事が起こった。氷を積まれたキロランケの身体が、音もなく姿を消したのだ。 使っていたマキリをキロランケの墓標とするべく氷を取り除けたソフィアは、唖然とした様子でしばし凍り付いた。 彼女がいくら考えようと、何が起こったかは分からない。 意識の喪失。そして覚醒。 目を覚ましたキロランケは自らの身体を確かめる。絶命したはずだが、怪我どころか痛みすらない。 眠りから覚めた、としか思えないが、この場に招かれるまでの戦いが夢であったと思うほど彼は愚かではなかった。 「ようこそ、常ならぬ願望を抱く者よ」 星々が煌めく中で、男の声が響いた。 ◇ ◇ ◇ 予選を突破後、奇妙な神父に解説を受ける。キロランケは聖杯戦争なる奇怪な催しに巻き込まれたらしい。 過去の英雄と組んで殺し合いを勝ち抜いた者には、万能の願望機が与えられる、というもの。 教会を出、異様な文化と人々にひとしきり驚いた後、キロランケは着ていたアイヌの服と身体を確かめる。 体調は万全。祖国の事はアシリパ達に任せ、そろそろ自分の心配をしようか、と考えを巡らせた時、キロランケに声を掛ける者がいた。 サーヴァントだ。キロランケが共に戦う事になる男だ。青々とした髭で顔を覆った、眼差しの鋭い東洋人。 「俺は此度、お主と共に戦うことになる。よろしく頼む」 サーヴァントの礼に対し、キロランケは苦い顔をした。神父の説明だと元の世界に戻っても、死んだ事実は変わらない。 キロランケは不本意であるが、どうやらこの殺し合いに乗るしかないようだ。そのことをサーヴァントに告げる。 「此度の戦は本意ではないのか」 「まあな。だがまぁ、素人じゃないんでね。足手まといにはならないようにするさ」 「…どういう意味だ?」 男は眉根を寄せる。 キロランケは自らの身の上について、かいつまんで話す事にした。 見たところ和人のようだし、身に付けた装束から判断するに、明治政府やロシアと関わりはないだろう。明かして困る秘密でもなさそうだ。 願いにも関わる為、話しておいた方が後々都合がいいはず。 その前にキロランケは自己紹介をしていなかった事に思い至り、男に己の名を伝えた。 男は境井仁、クラスは暗殺者と名乗った。その途端、キロランケの懐に入れていたサーヴァントカードが光り、取り出すとそこにはクラスと真名が刻印されていた。 「……と、俺の身の上については、だいたいこんなところだ」 「…大国が小さな営みを踏みにじり、やがて信仰すら奪っていくか。主の祖国も変わらぬな」 「心当たりがあるようだな」 夜のバルコニーで、仁は感じ入る様子でキロランケを見た。 君主制の打倒を目指す、少数民族の闘士。仁はキロランケのサーヴァントとして招かれた理由を悟った。 「…主は、聖杯に如何なる望みを託す?」 「俺は、俺の国をぶっ壊す。同志たちと共に」 「家族のもとに帰ろうとは思わぬのか?」 仁は痛々しそうにキロランケを見つめる。 「そりゃ思うさ、けどな、革命も捨てられない。勝ち残れば両方手に入る」 この街は、本来自分が生きた時代から随分と未来の技術が使われているらしい。 しかし、キロランケにとってはさほど関係ない。帝政ロシアとの闘争に持ち込めるわけでもないのだ。 勝ち残り、もう一度ソフィア達と共に戦うのだ。戦わなければ、自分達は呑み込まれてしまう。 「俺の話はそろそろいいだろ、境井は何を願うんだ?」 「俺は聖杯を求めぬ。お主を家族と同胞のもとに帰すことが、俺の望みだ。聖杯は持っていけ」 「おいおい、そりゃ通らない。戦うのはアンタだ、使う権利はむしろそっちにある」 「いや、俺は日本がいまだに日本として存続している、それだけで満足だ。お主を死なせたくないのだ…」 この男もまた、大国による侵略という憂き目にあい、厳しい戦いを始めている。共に渡って助けとなれれば幸いだが、それが出来ぬならせめて聖杯を託す。 「主よ、これより先、俺の事はアサシンと呼べ。癖をつけろ。それからどのように動く?」 「参加者を捕捉する。同盟を組んでもいいが、数は少ない方がいい。明日から探索に出てくれ」 「承った」 キロランケは仁と共に、万華鏡のようにきらめく街へと身を躍らせた。 【サーヴァント】 【クラス】 アサシン 【真名】 境井仁 【出典】 Ghost of Tsushima 【性別】 男性 【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷B 魔力E 幸運D 宝具B+ 【属性】 中立・中庸 【クラス別能力】 気配遮断:B サーヴァントとしての気配を絶つ。 完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。 【保有スキル】 千里眼:C 視力の良さ。遠方の標的の捕捉、動体視力の向上。 仁は遠方から攻略する野営や砦を探り、練った策により陥落させてきた。 単独行動:B マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。 破壊工作:D 戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。 毒を盛る、罠を仕掛ける、闇に紛れて忍び込むなどゲリラ戦に長ける。 ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格は低下していく。 心眼(真):C 修行・鍛錬によって培った洞察力。 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理” 逆転の可能性が数%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。 対毒:C+ 毒物に対する耐性。ランク分、毒効果を軽減する。 毒を受けてなお、行動を可能とし、また生存した逸話に由来。 生前はトリカブトの毒を武器として用いており、英霊となってからは植物に由来する毒性に強い抵抗力を発揮する。 【宝具】 『闇より来る冥人(ゴースト・オブ・ツシマ)』 ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人(自身) 蒙古が対馬を侵略した時、希望と嫌悪と共に人々が噂した伝説と、暗殺者としての戦いぶりが宝具に昇華されたもの。 展開中はストーキング、気配感知、啓示などの知覚系スキルや探知宝具・ならびに同等の礼装の威力を宝具ランク分、削減する。 相手の五感による判定を封じる事こそできないが、気配遮断スキルと併用すれば、極めて高い隠密性を発揮する。 加えて、相手が侵略者、征服者としての属性を持つ英霊だった場合は追加効果が発生。 保有する吹き針に毒を付加する事が可能になり、これは魔術抵抗によって威力を減衰させることはできない。 さらに対象となる英霊に対して与える格闘ダメージに、有利な補正が与えられる。 『冥人奇譚(レジェンド・オブ・ツシマ)』 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人(自身) 蹂躙されし民には希望を、征服者に恐怖をもたらした冥人の伝説。 仁はアサシンでありながら、存在を把握されることで力を増す。存在を把握されるほど行動による魔力消費が減少。 仮に聖杯戦争に参加している主従すべてが仁の存在を知った場合、魔力消費がおよそ半分にまで減る。自分の意思で発動できない代わりに、発動・維持にかかる魔力負担が存在しない。 【weapon】 境井家の太刀、境井家の短刀。吹き針、くない。 仁は飛び道具を使いこなすが、クラス補正、知名度補正により吹き針とくないしか持ってこられなかった。 アーチャークラスでの召喚の場合、吹き針に加えて弓矢を所持している。 加えて開催場所が対馬に近い場所であった場合、てつはうや煙玉、爆竹といった武器を所有していた。 【人物背景】 十三世紀後半、モンゴル帝国が送り込んだコトゥン・ハーン率いる軍団が対馬に上陸。 現地の武士団がこれを防ぐべく、志村家当主指揮の下、モンゴル軍と激突するも敗退。武士団は全滅したが、志村家当主の甥、境井仁は辛くも生き延びる。 目を覚ました仁は囚われた叔父を助け出すべく、ハーンに挑むも敗北した彼は、やがて武士の道から外れた「冥人」として対馬を覆うモンゴル軍と戦っていく。 【聖杯にかける願い】 戦いの中で喪われた人々を惜しむ気持ち、キロランケの故郷を思う心が、自分を彼に宛がったのだろうと思っている。 召喚当初の時点で聖杯を狙う気はなく、キロランケを生還させるために動くつもりだ。 【方針】 マスターの方針通り、まずは偵察から始める。 【把握媒体】 Ghost of TsushimaはPlayStation 4およびPlayStation 5用ソフトです。 某動画サイトにプレイ動画が投下されています。 【マスター名】 キロランケ 【出典】 ゴールデンカムイ 【性別】 男性 【Weapon】 なし。 【能力・技能】 爆弾の扱いに長けており、若い頃に皇帝アレクサンドル2世を爆殺した筋金入りのテロリスト。 ロシア語やアイヌ語、日本語など様々な言語が堪能。さらに子供のころから馬に親しんでいたことから、優れた騎乗技術を持つ。 【人物背景】 10代半ばで皇帝暗殺を実行した、パルチザンの一員であるタタール人の男。 皇帝殺害後、リーダー格であるソフィアらと共に逃亡生活を続けた彼は、やがて日本に渡る。 現地で所帯を持ったキロランケだったが、旧友ウイルクの娘であるアシリパの周囲に湧いた金塊争奪に加わると、アシリパを網走にて杉元一行から引き離し、脱獄囚の白石らを伴ってロシアを目指す。 【聖杯にかける願い】 帝政ロシアの打倒、および日本に残してきた家族の幸福。 【方針】 参加者を把握し、少数なら同盟を組むことも考える。 【ロール】 自然区域で狩りや野草の収集をし、都市でそれを売っている。 【把握媒体】 漫画「ゴールデンカムイ」既刊27巻中、キロランケは5巻から19巻まで登場しています。
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【作品名】ザ・グリード 【ジャンル】映画 【名前】グリード 【属性】ワーム類(要するにミミズ) 【年齢】4億8830万歳 【長所】「お次は何だ?」 【短所】何かビオランテに似てる、ミミズの筈なのにタコみたい 【備考1】享年 【備考2】劇中でカンブリア紀から現代まで生息していたと推測されている。 カンブリア紀は約5億4200万年前から約4億8830万年前までとされているので 最低値として4億8830万歳とする。 vol.2
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ストーリー・世界観検証 このページはアサシンクリード リベレーションの設定や物語・人物関係などを検証・考察するものです。 発売までの間は試験的に運用していきます。本編とDLCのはげしいネタバレを含みます。 削除などする場合は、コメントアウトで理由を書くなど、他編集者への配慮をしましょう。 コメントアウトする際は理由の併記もお願いします。 エツィオの時代 (1511年) アルタイルの時代(1189年~1257年) デズモンドの時代(2012年) 諸勢力 DLC「失われた記録」 未解決の謎 その他 コメント欄 エツィオの時代 (1511年) +... アルタイルの時代(1189年~1257年) +... デズモンドの時代(2012年) +ルーシー ゲーム内ではショーンによりローマ郊外に埋葬したと語られるのみだったが、エンサイクロペディアに没年が記されているため、亡くなったことは確定している。参照:http //min.us/mwccVWNWq BHのラストで、ジュノーがデズモンドを操りルーシーを刺させた理由は、DLC「失われた記録」にて判明した。 +ウィリアムの正体 BHから声や名前が出ていた人物。メールでの署名は「W.M.」であり、本作エンディングでデズモンドを「デズ」と愛称で呼んでいたが、彼はデズモンドの父親、ウィリアム・マイルズである。参照:http //min.us/mNG509C35 彼についてはマルチプレイでレベル50になったときに見れるアブスターゴファイルを参照。 +アニムスの機能 遺伝子記憶によって祖先の体験したことを VR で体験することが出来る装置。アブスターゴ社のアニムスはバージョンアップを経て、一度抽出した記憶に関しては他人の先祖の記憶をも辿れるようになったと思われる。本作及び前作BHのマルチプレイは、他人の先祖の記憶をたどる機能を使い兵士を育てるのが目的。アブスターゴショップという名なのもそのため。 +被験体 15号女性で妊婦現代編1の冒頭で言及 16号クレイ・カズマレク。隠された真実、及びDLC「失われた記録」に登場。1のアブスターゴ社会議室に血でメッセージを残した人物。 17号デズモンド・マイルズ 18号ルーシーの妨害によりデズモンドからのアーティファクト情報引き出し期日に余裕のなくなったヴィディックが用意した「17号処分後の被験体」。ヴィディックおよびアブスターゴ社会議室の各端末にその存在がしるされている(2作目で言及される)。ただしデズモンドからの情報吸い出しに成功した後では用済みである事から、すでに処分や廃棄が行われている可能性もある。 諸勢力 +勢力関係 テンプル騎士団目的は、エデンの果実(リンゴ)を人工衛星に載せ、全人類を支配すること。 全人類を掌握することで、世界の安全や平和、調和や安定を目指していることからも分かるとおり、絶対的な悪ではなく、あくまで彼らの「正義」を行っている。 テンプル騎士団内にもアサシン教団とテンプル騎士団の起源は同一だと主張する人物が少なくない、とアブスターゴ社の内部資料に記載されている。 アサシン教団テンプル騎士団による人類支配に抵抗。平和を望むという点で目的はテンプル騎士団と同じだが彼らのやり方に反発している。 かつて来たりし者自身の一族を復興する為にアサシン教団へ肩入れ。テンプル騎士団に全人類の支配をされると、一族の復興および人類の再支配が不可能となるため敵対している。 現在テンプル騎士団 vs アサシン教団 + かつて来たりし者最終的にはテンプル騎士団 vs アサシン教団 vs かつて来たりし者もしくはテンプル騎士団 + アサシン教団 vs かつて来たりし者となりそうである。 +かつて来たりし者 原初の世界での神。 エデンの果実等のアーティファクトを使って、人類の祖先を奴隷として使役してきた存在。人類に比べて非常に進んだ文明を持っており、人類は彼らを恐れていた。 彼らと人類との混血であるアダムとイブにリンゴを奪われ、反旗を翻された。彼らは技術で人類を圧倒していたが、人類は彼らに数で圧倒しており、熾烈を極めた地上の争いに労力を傾注した結果、天の何らかの異変への対応が遅れ、かつて来たりし者も人類も滅亡しかけることとなった。生き残る手段として混血を増やした。 絶滅した一族を復活させるためには混血の末裔(アサシン)の中に備わる一族の DNA が必要となる。 目的は一族の復活と地球での覇権を取り戻す事。 +アサシン 伝説のアサシン:アルタイル 最強のアサシン:エツィオ 最後のアサシン:デズモンド 1 において「実戦経験のあるアサシンはアブスターゴ本社におけるデズモンド救出作戦で全滅している」というような台詞があったが、2 や BH でのルーシーらのセリフからテンプル騎士団に対しての嘘であることはハッキリしている。なお、ルーシーたちは「血脈としてのアサシン」ではなく「協力者としてのアサシン」。 +アダムとイブ 太古の神々(かつて来たりし者)と人類の混血。アルタイルやエツィオ、デズモンドら「血脈としてのアサシン」の祖先。 一般の人類の祖先ではない。アサシンの鷹の目などはかつて来たりし者に備わる超感覚の一つ。ただし、血脈としてのアサシン全員が使えるかは不明。 DLC「失われた記録」 +各Memory内の暗号 Memory1 Memory2柱の上に2進数解読すると、"Clay created Adam, Adam created Clay" (クレイ(粘土)がアダムを創り、アダムがクレイ(16号)を創った) 旧約聖書には、「神が粘土からアダムを創った」という旨の記述がある。 Memory3 Memory4 Memory5最初の建物にある点字解読すると、”the truth is constructed from lies” (真実は嘘で構成される) Memory6「今度はメインフレームだ」のセリフが出る部屋で、右の壁の下方に「Oxfb, vkh Lv dOzdbv ehklqg Brx」シーザー暗号で解読すると、"Lucy, she Is aLways behind You" (ルーシー、彼女はいつもお前の後ろにいる) Memory7開始直後、右折したところに『ルーシーからクレイへの2通目の手紙』がある場所の壁に「53 68 65 20 6f 75 6c 64 20 68 61 76 65 20 6c 65 64 20 44 20 61 77 61 79 20 66 72 6f 6d 20 74 68 65 20 70 61 74 68」16進数で解読すると、"SHE OULD HAVE LED D AWAY FROM THE PATH" 未解決の謎 +エルディートの正体 エルディートとは、BH でデズモンドにルーシーやショーンらのメールアカウントのパスワードを教えた人物。PL では、プレイヤーに種々の警告を与えてくれる。 アブスターゴ社の内部資料でも言及されているが、「個人なのかグループなのか」や「アサシン教団と共謀しているか否か」さえ不明となっている。 "Erudito" の文字を並び替えると "UDITORE" (イタリア語で Auditore)となる。 その他 +謎の文字列 "Desmond Journey Teaser Trailer"内で表示される文字列。 クリックで拡大 これは、Base64 と呼ばれるエンコードを使って作られた一種の暗号文である。平文の内容については以下の通り。括弧内は仮訳。日本語がたどたどしいのは元の文章のたどたどしさを残しているため。行頭の数字は便宜上追加したもの。 1.IRemember (私は覚えている) 2.BlackHills (黒い丘々) 3.WoodSmoke (薪の煙) 4.MotherSad (母悲しみ) 5.FatherMad (父狂い) 6.NothingIsTrue (真実は無く) 7.EverythingIsPermitted (許されぬこともない) 8.BoredOfWarStories (戦いの話は飽きた) 9.PainKillers (鎮痛剤) 10.FacesInStone (石の顔) 11.Escape (逃走) 12.WhatIsThisPlace (ここは何だ) 13.ChicagoGirls (シカゴガールズ) 14.NotFarEnough (充分遠くない) 15.12To6 (12から6) 16.TheyWillFindMe (奴らは俺を見つけるだろう) 17.JustACult (ただのカルト) 18.WHEREAREYOU! (どこにいる!) 19.SoMuchNoise (酷い雑音) 20.CALLHOME! (ホームに電話しろ!) 21.TheEverythingCity (全て街) 22.JustAddGin (ただジンを加える) 23.TheJMZ (JMZ) 24.I Am Not Alive (俺は生きてはいない) 25.BadWeather (悪天候) 26.NineYearsAlone (9年間孤独) 27.AreYouDesmondMiles? (お前はデズモンド・マイルズか?) 28.Bastards! (くそ野郎!) この文章はデズモンドの記憶である(24行目を除く)とする説がある。ファームでの両親との暮らし(4・5行目)、ファームでのアサシンとしての訓練(6・7・8行目)、ファームからの逃走(11行目)、教団からの逃避行(14・16・17・18行目)、バーテンダーとしての生活(22行目)だとすれば辻褄が合う。デズモンドがファームから逃亡したのが16歳、第一作の時点(2012年)で25歳のため、26行目の「9年間孤独」とも整合性が取れている。また、今作ではデズモンドがアニムス内で自身の記憶を再構築するというストーリーとも合致する。 なお、それぞれの文章の前には数字と"17.anima"(下記の動画では"S17.anima")という文字列が挿入されている。S17 というのは Subject17 (被験体17号)、つまりデズモンドの事を表すと考えられる。ただし、24行目の "I Am Not Alive" の部分のみ、"S16" (被験体16号)となっている。前作BHでは、被験体16号に関連する実績/トロフィーで "I AM ALIVE" というモールス信号がタイトルのものがあり(日本語版では名称変更有)、これと対応・関連していると思われる。 "anima"というのはユング心理学の用語で、 "animus" に対応する概念。アニマというのが男性の深層心理における女性的な人格を表し、アニムスが女性の深層心理における男性的な人格を表す。 数字の部分は日付の様に見えるが、2行目等では "21/03/2002" と「日/月/年」の順になっているのに対し、4行目等では "08/21/2002" と「月/日/年」の順になっており、行によって順番がバラバラである。これが何らかの含意があっての故意なのか、ミスなのか、そもそも日付と考えるのが間違いなのかは不明。 また、トレーラーの最後の方で一瞬だけ赤く表示される文章もある。DLC「失われた記録」にて詳細が判明。 Lucy, you will know the truth (ルーシー、君は真実を知っている) the end is the beginning (終わりとは即ち始まりだ。) +謎の文字列2 また、"Assassin s Creed Revelations Singleplayer Walkthrough"の終盤にも同様の文字列が登場している。 クリックで拡大 最後にある数字部分の暗号化には、ASCII と呼ばれる文字コードが使用されている。内容は以下の通り。 Three lives toiled. Three lives lost. Three messages delivered the greeting, the warning, the revelation. (三人の命は必死で働いた。三人の命が失われた。三つのメッセージが届けられた:挨拶、警告、暴露/啓示) 「三人の命」が誰を表すのかは不明。アルタイル、エツィオ、デズモンドの三人説。 ルーシー、ショーン、レベッカの三人説。 三つのメッセージとは、かつて来たりし者たちからのメッセージの事だと考えられる。2 エンディングでの、ミネルヴァによる挨拶。 ("Greetings, prophet. It is good you have come.") BH エンディングでの、ジュノーによる警告。 今作での暴露、または啓示? コメント欄 過去のコメントはこちら 今更買った エンバースがみたくて仕方ない - 名無しさん 2012-03-29 22 54 19 雑談は雑談掲示板でどうぞ。 - 名無しさん 2012-03-30 15 44 19 アブスターゴのアニムス一度抽出したDNAなら他人も見れるようになってるなら別にデズくんに拘る必要ない気がするんだが・・・。1の時点で処分の予定だったんだからアジトがばれたBHの時点で強引な方法で始末してしまえば早かったはず - 名無しさん 2012-04-08 15 38 59 ↑続き。 そうすればアサシン教団の実働部隊(?)は全滅してたんだから後はデズくんのDNAをじっくり解析するなりしてP.O.Eを入手すればよかったはず。 - 名無しさん 2012-04-08 15 41 01 DNAの抽出の仕方の進歩で他人のも見れるようになったと考えれば。デズモンドの時はまだその技術が実用段階でなかったとか。あるいはアサシンの血脈のDNAが他と違い(純人間ではないため)その技術を応用できず、本人がいるのかも。 - 名無しさん 2012-04-08 15 56 18 そうか、もしそうだとすると1の時点で何故処分しようとしたか・・・って考えたら失われた記憶の内容から考えるとさらなる情報を引き出すためって考えられるか。 - 名無しさん 2012-04-09 13 01 21 資料の中枢機構の幹部のリストってやっぱ次回以降の現代編の暗殺対象なのかな、ヴィディックとかビデオに出てきた女とか、日本人っぽい名前の人もいるな - 名無しさん 2012-04-08 17 59 48 ビデオに出てきたのはレティシャ・イングランドだよ - 名無しさん 2012-04-08 18 35 19 そいつもリストに載ってたよな、ダニエルも - 名無しさん 2012-04-08 22 20 43 iiiでアブスターゴとの直接対決に持ってくのかな。伏線をたたみきれるのか?まだ続きそうだな。ユービーアイの看板商品だし。その方が嬉しいが。 - 名無しさん 2012-04-09 01 09 12 衛星発射の日付を考えたらそろそろ何らかの区切りはつくだろうな。 - 名無しさん 2012-04-09 01 12 17 おそらくまたナンバリングでない外伝?が出来てそれで語られそうではある - 名無しさん 2012-09-28 23 36 53 すげぇ今更だが本編の終盤のアニムス島で16号がデズモンドに抱きついてなんかやったときにDLCの失われた記憶を移したりしたのかな、ルーシーの件とか説明が必要だろうし - 名無しさん 2012-04-28 20 22 59 そういや現代に戻った時腕光ってたな - 名無しさん 2012-10-04 20 44 46 失われた記録だよ! - 名無しさん 2012-09-29 08 10 07 名前
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【種別】 登場人物・出演俳優(TVシリーズ レギュラー登場人物) グリード 【用語】 恐竜グリード 【よみがな】 きょうりゅうぐりーど 【身長】 211cm 【体重】 127kg 【コアメダル】 プテラ・コア×2 トリケラ・コア×2 ティラノ・コア×1 【特色/力】 物質凍結能力 【人間グリード】 真木清人 【キャスト】(人間体) 神尾佑 【声】(怪人体の声) 【スーツアクター】 【クリーチャーデザイン】 【登場話】 (第4クール)第44話、第45話 紫のコアメダルを5枚取り込んだ真木清人がグリードへと変貌を遂げた姿。 【ヤミー】 名前 欲望 登場話 【関連するページ】 グリード ヤミー 映司グリード 真木清人 神尾佑 第44話 第45話 第45話、第46話登場人物 第46話 第47話、第48話登場人物